売れずに悩む保険営業さんを集めての研修では、度々この様な話になることがあります。
「その活動だと、なかなか成果は出ませんから、今よりはちょっと大変かもしれませんが、この活動をしましょう」
この様にアドバイスしても、
「いえ、私はこの方法で、もうちょっと頑張って見ます」
と、言われます。
「しかし、その活動で成果は出ていませんし、これから先も出ませんよ?」
と、お話ししても、
「いえ、もう少し頑張って見ます」
と、言われます。
そして、いよいよ追い詰められてから「どうすれば良いでしょうか?」と、聞いて来ます。
このやり取りは正直なところ、本当に「だから言ったじゃないですか・・・」と、いつも思ってしまいます。
この様な方は、もう少しで成果が出そうだから、このまま頑張ると言っているのではないのです。
今より大変なことなどやりたくないから、新しいことを始めるのが嫌だから、このまま頑張るなんて言っているんですね。
これまで何度もお話しして来ましたが、成果の出ていない方法、ダメな方法でいくら頑張っても、これから先、成果が出ることなどないのです。
成果を出したければ、大変だろうが、やりたくなかろうが、成果の出る方法で、成果の出る活動をするしかないのです。
成果を出すのは難しい、なんて言っている保険営業さんほど、難しい方法を、わざわざ自分で取っているんですね。
右利きの方に、クギを打つなら金槌は右手に持った方が良いですよ~と言っているのに、いえ、私は左に持ちます!と言っている様なものです。
保険営業は、難しい方法を取れば、成果を出すのも難しくなるのは当然です。
これから先も、ずっとそんな難しいことをするのでしょうか?
本気で成果を出したいのならば、まずは成果の出る方法、成果の出ている方法を取ることです。
追い詰められれば追い詰められるほど、そこからの立ち直りは難しくなりますから、即改善しなければなりませんよ。
本当に方法を変えるだけで、この様な変化をするのは、珍しいことではありません。
ダメな方法でダメなことをいくら続けても、ダメな結果にしかなりません。
まずは方法、活動から変えてくださいね。