今日は、売れる営業さんと売れない営業さんで、とても大きな差が出る重要なことについて、お話しさせていただきます。
先日、自宅に塗装屋さんが飛び込みで営業にやってまいりました。
屋根や外壁を塗り直しませんか?というお話でしたが、私は前職が建築系ですので、もし塗り直すならば、自分でやるか、知り合いの塗装屋さんにお願いします。
そもそも、まだ塗り直す必要がありませんでしたので、お断りいたしました。
すると、
「そうですかー。わかりましたー」
と言って、帰って行きました。
この営業さんを見て、恐らく依頼はないだろうなと思いました。
もしも今後、塗り直す必要が出て来たとしても、この方にお願いしようとは思わないでしょう。
営業の仕方がどうこうの前に、礼儀の問題です。
普通ならば、
「そうですか、お忙しい所申し訳ございませんでした。
今後塗り替えなどお考えの際には、ぜひご用命ください。
どうもありがとうございました」
この様なお話をし、しっかり頭を下げて帰ります。
これが普通です。
しかし、売れない営業さんは、この当たり前のことが出来ていません。
さらに言えば、売れる営業さんは、これが普通ではありません。
例えば、この様な挨拶、お礼をお伝えし、帰る際。
玄関でしっかり頭を下げ、さらに敷地を出る際に、もう一度振り返って、深々と頭を下げます。
企業さんにお邪魔した際にも、受付の方に頭を下げ、お礼を伝え、出口でもしっかり頭を下げる。
これが当たり前なのです。
他にも、許可もなくお客さんのお宅の駐車場に車を停めたり、企業さんの駐車場でも、入り口付近に堂々と停めたり、売れない営業さんは、これが当たり前で、悪いと思っていません。
当然ですが、いきなりお客さんの駐車場には停めませんし、企業さんならば入り口から一番遠い駐車場所に停めます。
駐車スペースが1台しかないお宅ならば、近くのコインパーキングに停めて来ます。
お客さんからすれば、家の駐車場所に停めてくれても良いのに、わざわざコインパーキングに停めて来てくれたらどうでしょうか?
もの凄く気の利く、誠実な営業だと思いますよね。
これが当たり前なのです。
売れない営業さんは、並の当たり前が出来ていません。
普通の営業さんは、並が普通になっています。
売れる営業さんは、一つ上の気遣いを、当たり前の習慣として行っております。
これは大きな差になります。
これまで何度もお話しして来たように、営業で大切なのは、お客さんに、あなた自身を気に入っていただくことです。
あなたを気に入っていただくための、非常に大きなポイントが、「気遣い」なんですね。
気遣い出来る人間は、それだけで魅力的なのです。
人間力が高いと言えるでしょう。
大切なのは、お客さんに立場で考え、何をされれば好感を持つのか、誠実だと感じるのか、人間的に魅力的だと思うのかを考えることです。
一つ上の気遣いを考え、習慣にしてください。