今回は、ちょっと厳しいお話になってしまいますが、ご了承ください。
子供のころ、この様な言葉を、親や学校の先生に掛けられたことはありませんか?
「実らない努力はない」
頑張れば、その努力は必ず実を結ぶということですね。
子供のころは、この言葉で奮い立ち、頑張れることもあったかと思います。
しかし、残念ながら、大人になると必ずしも努力が実を結ぶとは限らないことを理解します。
私はこれまで何度も、「失敗も立派な経験で、力になる」と、お話ししてまいりました。
ですから、失敗も含めた経験をするために、「行動が大切」と言うことを、お話ししてまいりました。
しかし、力にはなりますが、その努力が必ずしも成果に結びつくとは限りません。
いくら頑張っても、その努力が実るとは限りません。
「労力」>「成果」ではダメなんですね。
営業という仕事で食べて行き、生涯の仕事として行くには、「労力」<「成果」という様にならなければなりません。
いくら自分で頑張っているつもりでも、労力に見合う成果が出なければ、悔しいですが失敗なのです。
「実らない努力はない」と言うことは、残念ながら通用しません。
生々しい話ですが、努力している営業が評価されるのではなく、数字で評価されるのが、営業の世界ですからね。
これまで何度もお話しして来ましたが、努力や労力を数字、成果に変えるためには、「正しい方法」が不可欠です。
間違った方法でいくら頑張っても、ダメなものはダメなのです。
労力に見合った成果が出ません。
逆に、正しい方法でしっかり活動すれば、労力に見合った成果がついて来ますから、いくらでも力を入れられるんですね。
労力をかけた分、見返りがある。
この様な状態にならないと、営業は続けられません。
「実らない努力はない」という耳触りの良い言葉に逃げて、現実を見なければ、必ず失敗します。
また、これも非常に大切なのですが、
「努力せずに実ることはない」
ということも、しっかり覚えておきましょう。
買っていない宝くじなんて、いくら当たりを願っても、当たる訳がないのと同じです。
売れる営業になるために大切なのは、
「正しい方法で努力する」
ということです。