先日から、ニュースでも騒がれていますね。
郵便局専用プランのアフラックのがん保険。
ニュースを見た時に最初に思ったのは、同じ保障内容の保険に半額で入ることが出来ると勘違いしてしまう方が多いだろうな、ということです。
もう少し詳しく、しっかり強調してお伝えしなければ、この様に思ってしまう方が大勢出てしまうのではないでしょうか?
まさか、それも集客の手段?なんて邪推してしまいます(笑)
ただ、笑いごとではないのが代理店さんですね。
今回の件は、以前にあった銀行窓販とはわけが違いますから、代理店さんによっては死活問題でしょう。
しかし、今回の件も、売れている方ほど問題ないと思っているかと思います。
売れていない代理店さんほど、「郵便局にお客さんを取られる」という思いが強いでしょう。
ではなぜ、「郵便局にお客さんが流れてしまう!死活問題だ!」となってしまうのか。
商品や保険料だけを売りにしているからです。
今回の例ならば、アフラックというブランドネームや、商品を推して販売して来たから、強力で販売網の広い郵便局が怖いのです。
しかし、売れている方々は、ブランドネームや商品、保険料などよりも、まず自分自身を売って、お客さんに気に入っていただき、信頼していただいているのです。
ですから、たとえ郵便局で安いプランを販売されても、大した影響がないんですね。
白地開拓で、「もう入っているよ」と言われる可能性が上がるだけで、それも大した問題ではないのです。
仮に既契約の方だったとしても、本当に信頼していただけたのならば、追加や乗り換えていただける可能性も高いですからね。
何となく入った郵便局の保険は、結構簡単に乗り換えていただけるでしょう。
もちろん、お客さんの不利益になる乗り換えはいけませんから、全く影響がないとは言えませんが、死活問題という様な、大した問題ではありません。
そして、売れている方々は、活動のメインが紹介です。
それだけお客さんから信頼していただき、ご満足いただけているのです。
そんなお客さんが、例えば保険を検討しているご友人に、郵便局を紹介したりしません(笑)
自分が満足し、信頼している営業、代理店を紹介します。
その紹介から、さらに紹介へと連鎖して行きますから、郵便局が何をしようと関係ないのです。
ですから、保険営業では、商品よりも自分自身を売り、自分に売りや強みを持ち、お客さんに「保険はあなた!」という様に思っていただくことが大切なんですね。
これから先も、保険営業、代理店さんにとっては、障害になるようなことが起こると思います。
今回の件にしても、アフラックの代理店切りという意味もあるかも知れません。
これからは、ますます本物しか生き残れない時代になるでしょう。
「あなた」を売らなければ、保険屋は生き残れません。
郵便局には出来ない何か。
あなたならば出来る何か。
あなただからこそ出来る、お客さんを満足させる何か。
まずはこれを考えて見ましょう。