今日は新人さんの研修です。
研修では、普段一人では経験しないことや、考えないようなこと、気づかないことなども発見出来るので、私も勉強になります。
お教えする側としても、新人さんの目線で考えることが出来ますので、私自身の質を上げるために、研修は大切だと思っております。
さて、そんな研修ですが、参加して下さる皆さんには、習慣にしていただくために、毎回必ず行っていただくことがあります。
その一つが、
「メモを取る」
ということです。
学生の授業ではありませんが、「これはとても大切ですから、覚えておいて下さい」というところを、メモしていただきます。
これは強制ではありませんが、皆さん自然に行って下さるようになりました。
人間は、どんなに優れた方でも、忘れる生き物です。
大切なこと、忘れてはならない約束など、覚えているつもりでも、どうしても忘れてしまうことがあるのです。
ですから、振り返って読めるように、必ずメモを取って下さい。
研修でもそうですが、その様な場で席に着いたら、まず最初にメモ帳を出して下さい。
お客さんとお会いする際にも、必ずメモ帳を出して下さい。
これは、お客さんに見えるように出して下さい。
なぜ、最初にメモ帳を出すのか。
もちろん本来の目的である、メモを取るためでもありますが、もう一つ、とても重要な理由があるのです。
相手に「しっかり話を聞く姿勢」を見せるためです。
例えば、あなたがお客さんならば、目の前の営業がただ話を聞くのと、メモ帳を準備して、あなたとの会話で、重要なポイントをメモしながら聞く営業とでは、どちらを誠実でしっかり仕事をしてくれる営業だと思うでしょうか?
仮にメモを取らなかったとしても、しっかり聞く姿勢は見えますよね。
これが重要なのです。
資料をお持ちする約束をしたとしても、「次回お持ちしますね」なんて言って、メモにも取らないのでは、お客さんからしたら、「本当に覚えているのかな?持って来てくれるのかな?」
何て不安になります。
それでもしも忘れようものならば、一気に信頼は崩れます。
この様なことにならないためにも、必ずメモを取る習慣をつけてください。
常にメモ帳を持ち歩く習慣をつけてください。
この様なお話をしても、実際に今日から習慣にしよう!と、実践して下さる方は多くないでしょう。
ほとんどの方は、この記事を読むだけで、実際には行わない。
この様なことは、ちょっと面倒に感じるかも知れません。
習慣にすると言っても、大変なこともあることは承知しております。
しかし、それでも大切なことですから、お話しさせていただいております。
伸びる方ほど、しっかり実践して下さいます。
売れないと嘆く方ほど、その様な積み重ねが出来ていません。
どうぞ「面倒」「大変」から逃げず、実践していただければと思います。
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